新人支配人の苦労と成長。ここで得た経験を次の世代に。
- H.K
- 株式会社レンブラントホテル沖縄
- レンブラントスタイル那覇/支配人
新しいホテルの歴史をつくっていける面白さ
2022年に開業したレンブラントスタイル那覇。開業3ヵ月目に私は別のホテルから転職してきました。入社を決めたのは、当ホテルがレンブラントグループ初の沖縄の拠点だったこと。その挑戦の力になりたいと思いました。また開業して間もない点についても、これからつくっていける魅力があると考えました。
現在は支配人を務めています。仕事内容を簡潔に言いますと、ヒト・モノ・カネの管理です。宿泊やレストランなど各部門の統括管理をはじめ、ホテル運営の計画策定、予算統制管理、収益力向上のための営業戦略策定および運営活動、組織統制管理、人財育成と、ホテルに関するありとあらゆることに携わっています。


ホテルごとに独自の色を出せるやりがい
同業から転職してきたからこそ、レンブラントグループの自由な社風に最初は衝撃を受けました。“現場は本部から降りてくる指示通りに動く”チェーン展開しているホテルだとよくある話です。当グループは全国20ヵ所でホテルを運営していますが、ホテルごとに違った特徴があり、カラーがあります。それは支配人を筆頭に現場のスタッフの意向が反映されているからです。
一方で自由には責任が伴います。集客の戦略立案やサービス内容のブラッシュアップ。新たな施策を講じるとき、現場の考えを本部が尊重してくれるからこそ、しっかりと成果を出さないといけません。伸び伸び働けて、かつ当事者意識が養われる環境です。


本部は現場の良き理解者
支配人枠で採用された私は、入社ほどなくして支配人に任命されました。管理職として20名近い部下を持ったのは、このときが初めてです。加えて私より年齢が上の方が多かったため、接し方も手探りでした。自分のやり方で正しいのか、間違っているのかも分からない。正直、最初の2年間は本当に苦労しましたね。そんな苦しい時期を支えてくれたのが本部です。営業戦略や採用・育成など、いろいろな面でサポートしてもらいました。先ほど自由と責任の社風と言いましたが、決して放任主義ではなく、ホテルの運営が成功するよう全力で助けてくれる会社です。


部下が伸び伸びと働けるホテルを実現く
施設長に着任して以降、本部のバックアップを受けつつ、自分なりのマネジメントを模索してきました。このスタイルが合っている確信はありませんが、最近、人事部より「スタッフと面談したところ、全員が不満なく前向きに仕事に取り組んでいる」と報告を受けました。部下にとって良い職場なのか、良い上司なのか悩んでいたからこそ、とても嬉しかったです。
人材育成で心がけているのは、部下が迷わないよう指示を曖昧にしないこと。もう一つは主体性の醸成です。より良いホテルにするため、誰もが気軽に意見やアイデアを言える。良い施策についてはサービスに反映する。能動的に動ける環境づくりに取り組んでいます。


ホテルを盛り上げることで、大好きな沖縄に恩返し
私は35歳で支配人になりました。業界の中ですと35歳での支配人は若手に括られると思います。レンブラントグループは年齢や社歴に関わらずチャンスを与えてくれます。そのチャンスを掴んだ私自身がモデルケースとなり、グループの若い世代を牽引していきたいです。もう一つの目標は、副支配人を育成し、次の支配人を輩出することです。管理職になって世界が180度変わりました。責任感や決断力、人脈、報酬…プレイヤーの頃と一変しました。この景色を部下にも見せたいです。それが大好きな沖縄への貢献、チャンスを与えてくれた会社への恩返しだと考えています。



私の休日
休日は趣味の釣りやゴルフに勤しんでいます。
また仕事のパフォーマンス向上と体質改善のため、休日はもちろん、休日以外も時間を見つけて必ずジムに通っていますし、毎朝30分のウォーキングをルーティンとしています。